• 公樹庵のおもてなし

    公樹庵は調査・研究発表・アンケート調査をしています。

    キャディ生活 アンケート

    キャディ生活に及ぼす身体的な影響について
    -キャディの体位及び姿勢に関する報告書(1937)より-

    「赤い毛糸のマーク」のアンケート調査にご協力いただきました。ありがとうございました。
    現在は集計・分析中です。報告書は2018年1月頃の予定です。

     


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    『第5回カナダカップ』
    1957(昭和32)年10月24日より27日まで、日本で初めて『第5回カナダカップ』が埼玉県「霞が関カンツリー倶楽部東コース」で行われました。

    写真:東京ゴルフ倶楽部蔵

    KCC東コース1番 昭和32年、カナダカップ、中村の第1打 日本のペアとウェールズのペア

    (写真をクリックすると拡大できます。)

    写真:福島靖提供

    今から約60年前にカナダカップの大盃を写した台紙に、30ヶ国60名の出場選手のサインが書かれています。日本チームは中村寅吉・小野光一で、この第5回カナダカップの団体戦で中村寅吉・小野光一が優勝、個人戦で中村寅吉が優勝しました。
    第32回オリンピック(2020/東京)ゴルフ競技は、この「霞が関カンツリー倶楽部東コース」で開かれます。

     


    『赤い毛糸』のマーク
    昭和10年頃、グリーン上で球を拾い上げる際に、その目印として「赤い毛糸」が使われていました。
    これは日本独自のもので、「赤い毛糸」はプロゴルファー・学生ゴルフ・アマチュアゴルファーなどが使用し昭和51年頃まで続きました。


    ゴルフ雑誌『ゴルフィング』(1940)によると当初は、ヘッドカバーのボンボンやゴムティにつけた毛糸を「ちぎり取って」ボールを拾い上げ、戻す際の目印にしたと書かれています。

    その後、ゴルフ場ではキャディさんがハサミで切った1㎝、2㎝、3㎝の「赤い毛糸」を、スタート室の箱に準備していた。ゴルファーは目印に必要な赤い毛糸をセーターの袖口やズボンの折り目などに入れ、グリーンで使用しました。

    ハサミと赤い毛糸は、神戸ゴルフ倶楽部でキャディ(フロント)をされていた江上さんから頂きました。

    昭和51年頃になりますとコイン・円盤型マーク(ブラチック)になります。


    日本ゴルフ学会第30回記念大会で発表した原稿の一部です。